表紙のルネサンスっぽい絵と意外なタイトルの惹かれて購入した本です。
歴史をお金の流れで考えた事ってなかったなって。
ありますか?
この本は、経済政策や財政政策で国の盛衰が決まってきた一面をわかりやすく歴史に沿ってかかれています。
正直、かなり興味深く面白かったです。
お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/12/11
- メディア: 単行本
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もしかして、お金の流れの歴史を理解すると、今起こっていることの意味がいがいとわかるものなのかも?!
たとえば、世間を騒がせているパナマ文書の件とか。
節税?脱税?合法?租税回避?タックスヘイブン?
私には、言葉は知っていても、いまいち意味をはっきり理解できていない言葉が、いろいろ出てきますね。
もしかして、お金持ちとか資産家といわれるような人達には、よくわかる感心の高い言葉ばかりなのかもです。
パナマ文書の詳しい事は、専門家の方々に任せておいて、結局は税率の高い所から低い所へお金や人が流れている!
ということになるのでしょうかね?!
この本によると、
・国家を維持していくためには、微税システムの整備と国民生活の安定が絶対条件
・国家の盛衰にはパターンがある
・微税がうまくいっている間は富み栄え、やがて役人たちが腐敗していくと国家財政が傾く。それを立て直すためのに重税を課し、民の不満が渦巻き‥‥とか。
・ソ連は平等だったから崩壊したのでなく、自由主義国よりも不平等だったから崩壊した‥‥とか
(お金の流れでわかる世界の歴史より引用)
古代から現代まで時代の流れに合わせて、たいへん興味深い内容が盛りだくさん載っていました。
もちろん、国家や文明の盛衰の一面ととらえたほうが良いのかもしれませんが、割と的を射た真にせまったことなのかもな‥と思いました。
紅茶を飲みながら読むにはちょっと野暮な感じになるかな?
やはりコーヒーを飲みながら、再度ゆっくり読みたいですね。
口当たりがよさそうで少しコクのある、モカのブレンドコーヒーとかで。
UCC 職人の珈琲 あまい香りのモカブレンド SAP 300g
- 出版社/メーカー: UCC
- メディア: 食品&飲料