好きな本と一杯のコーヒー

増えてしまった本の整理をかねて、好きな本・気になった本やものごとの感想を、コーヒーやお茶を飲みながらボチボチ書いています。

吉本ばななのイヤシノウタを読んで

せっかく新宿に行ったので、紀伊国屋書店にも寄ってみました。

伊勢丹に行く途中だったのでついでに寄ったら、やっぱり読みたい本が目に入ってきました。
吉本ばななさんの<イヤシノウタ>と、私には珍しい小説、平野啓一郎さんの<マチネの終わりに> の2冊に引かれました。
今回は吉本ばななさん本の紹介で、平野啓一郎さんの本はまた今度で!
 
ばななさんの本は、私にとっては時々弱っていると読みたくなる、それこそいやしてもらえる気になるタイプの本です。
<体は全部知っている>とか、<バナタイム>など、特に<人生の旅を行く>は胸に響く言葉がいくつも載っているお気に入りの一冊です。
 
でも、ここのところばななさんの新作は読んでいませんでした。
弱ってなかったってことかな?
それが目に入ったってことは、今が弱り気味なのかな?
まずいね💦
ひとまず、読んでみました。

イヤシノウタ

 
何気ない日常のちょっとしたことを、淡々といとおしくなるような言葉で、さらっと書かれていていいですね。
いつものばななワールドです。
それに加えて、お母さん目線が入っていて優しい気持ちも伝わって来ます。
この本も、自分の気持ちに合うような箇所になると、ふわっと暖かい空気に包まれるような気分になります。
 
いつもおもうのですが、ばななさんのエッセイはマイノリティの人の気持ちに寄り添っているように感じます。
なんだか、ちょっと悔しいような、情けないような、やるせない想いに寄り添い励ましているような言葉が、そこここに丁寧に置かれているみたいに書かれているなぁと。
 
自分が弱っているドンピシャタイミングで読むと、じわっと涙がでてきます。
ばななさんの本の文章は、思っていても言葉になる前に意識の中で次々に流れて行ってしまう多くの気持ちが、そこここにサラリと書かれているように感じて、「そうそう、そーなんだよね!」と共感できる部分が沢山あります。
それがうれしくて、なんだかホッとするんですよね。。。
 
家族や周りの関係のある人たちとの出来事や距離感が、ちょっとさびしくも暖かく書かれています。
 
朝はまだ暑くなかったので、たっぷりのコーヒーを飲みながら読みました。

コーヒーはやっぱり、ゴールドブレンドになります。

こればっか。。苦笑

たっぷり度合いはこのくらいです。

普通のカップの倍くらいでしょうか。

100円ショップで買ったんですが、たっぷり飲みたい時に重宝しています。

他にもカップはあるのに、ついこのカップに。。。

他のカップはまた今度。

 

これだけ大きいと、やはり薄めのアメリカンになりますね。。