言葉と物という本との出会い
ずっと前から本棚にあるのに、いまだに読みきれていない本があります。
今よりもずっと、丁寧に本を読んでいた頃からです。
このブログでおなじみの森本哲郎さんの本に、この本の事が書いてあり、読んでみたくなって手に入れました。
その頃は、今とは違ってamazonはもとより、インターネットがあることも知らない時代で、本屋さんに行って注文して取り寄せてもらってました。
本屋さんに本が届くと、本屋さんから電話があり、時間があるときに受け取に行ってましたね。
のんびりした時代だったなぁ~。。。
- 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,渡辺一民,佐々木明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/06/07
- メディア: 単行本
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うん十年前に発売された本国フランスでは、ベストセラーになったという、ミシェル・フーコーさんという人が書かれた<言葉と物>という本です。
この本がベストセラーって。。。すごすぎる!
フランス人、おそるべし!!
そんなにしてまで、手に入れた本なのに、何度チャレンジしても読み進まず‥‥
私には、内容が難解すぎるのか、翻訳文が難解すぎるのか、はたまた私の理解力が無さ過ぎるのか。。。読みだしても、序文段階で寝てしまいます。。
手元に置いてうん十年!
未だ本文にたどり着けず‥‥迷宮かっ!
↑ オビがぼろけてます。。
そんな訳で、正直な所この本の内容をまったく理解していないことになります。
はははっ‥苦笑
そんな私でも、森本さんの本によると何とはなしに興味を感じたんですよね。
いったいなんでそうなるのか‥意味がわからない!
そんな風に、人や民族・国民の行動や言動を目の当たりにすることが、きっと誰にもあると思います。
それは、もしかしたら、そう考えたり、言ったりするときの<思考の土台>というものがあって、その<思考の土台>自体が、全く違うものなんではないだろうか?
そう考えたフーコーさんが、そのことについて深く解明していったことが書いてある本らしいです。
たとえば、私たち日本人には取り立てて不思議とも思わない<干支>が、西洋人には意味わからん??と感じる‥というようなことのようです。
確かに、良く考えれば、不思議といえば不思議かも。。
まぁ、確かに、考える元の土台が全く違ってれば、不思議な事も<なるほどね>くらいに腑に落ちやすいかもですね。
今でも、ずっと私の本棚にあり続けるのは、その思考の土台の違いが、本当はどういう物か、どんな風に違っているのか、そしてなにより、その土台が違う者どおしがどうやって受け入れあい、どうやって理解し、共に共存し尊重することが出来るのかを知りたいからです。
とても、とても、知りたいからです。
いつか、たどり着けるのか私!
がんばれ。
……と、気持ちだけはね。
不謹慎ですが、眠れない夜に読むと眠れたりもして(笑)
そんな時も難解な本は、私には役に立ってくれます。
そして、そんな時は甘い飲み物か、チョコレートにコーヒーが飲みたくなります。
ちょっと気を使ってカカオが多めのチョコで!
カカオが80%以上だと、私には苦く感じます。
だから72%で。