好きな本と一杯のコーヒー

増えてしまった本の整理をかねて、好きな本・気になった本やものごとの感想を、コーヒーやお茶を飲みながらボチボチ書いています。

中国(チャイナ)4.0を読んで。 読書感想

ここのところ、本の整理にいそしんでいます。

片付けても中々減らない本たちを、いったんすべて部屋から出すべく奮闘中。

そんな時は、どうしても片付け中の本に目がいってしまい。。

昨年、アマゾンでついで買いをした本を見つけ、しばし読書にふけってしまいました。

 

その本が「中国(チャイナ)4.0」という新書本。

ということで、久しぶりの読書感想です。 

 

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

 

 

  なんとなく気になって購入しておきながら、半年間も読んでいないとは。。。

まさしく、本の許容量を超えている証拠です。

情けない!

しかし、せっかく気付いたことだしと読み始めました。

 それはそれで、ダメじゃん!かも(苦笑)

 

4.0という数字は、中国の対外政策のバージョンの事で、この本の著者であるルトワック氏という有名な戦略家が定義しているもののようです。

バージョンといえば。。。

MacOS10.5、10.6、10.7‥‥というような、進化していくあれですね。

ウィンドウズ7、8‥‥とか。

 ちょっと違うのかも。。(汗)

 

この本には、中国の対外政策の流れの分析を軸に、国家としての戦略の重要性が説かれています。

2000年代に入ってからの中国の対外政策を

中国(チャイナ)1.0‥‥平和的台頭(2000年~2008年)

中国(チャイナ)2.0‥‥対外強硬路線(2009年~2014年)

中国(チャイナ)3.0‥‥選択的攻撃(2015年~

 そして今後、中国(チャイナ)4.0に移行していくだろうという著者の定義が、順序立ててわかりやすく書かれています。

その政策の分析を中心軸に、それぞれの国家のある時期の戦略によってどうなって行ったのか!

今後、それぞれの国はどういった戦略をたてて、対外政策をはじめとする国策を行っていくのが良いのか!

 

ルトワック氏の考えが興味深いです。

氏いわく、1.0は成功、2.0は失敗、3.0も失敗、4.0に良いだろう戦略はあるもののとれないのではないか。。。といったことが書かれていました。

この、不安定な状況に、日本がどう向き合うと良いのかも、考えが書かれています。

 

ただ、状況は、刻一刻と変化しています。

アメリカもトランプ政権になり、

イギリスのEU離脱も確定し、

それぞれの国々も、国内でのごたごたが以前より大きいように感じます。

なんとなく、世界の情勢がどこも不安定なようで。。。

パワーバランスも不安定に感じます。

 

願わくば、時代をさかのぼったり、不安定な時代に戻ることなく、

(さかのぼるなんて、あり得ないですけどね)

平和で民主的な時代が、これからも築かれていってほしいです。

 

こうして思ったことを、誰もが自由に発言できる世の中。。。

真実を誰もが当たりまえに知ることが出来る世の中。。。

それぞれの価値観が尊重される世の中。。。

笑顔が絶えることのない世の中になっていきますように! 

 

 

 この本を読み終えて、強く強くそう思いました。

 

これからも、そういう世の中になっていくであろうことを信じて、今日も熱いコーヒーをいただきます。

 

本当に久しぶりの読書感想でした。