風邪を引いて寝込んでいました。
こんなとき大概の本は、読んでも中々頭のなかに入ってこないものです。
普段から興味を持って買った本でも、
気力がないと関心さえ無くなっちゃうんだと改めて感じましたね。
そう言えば気力がなかったり、元気のないときになぜか手に取る本があります。
森本哲郎さんの<そして文明は歩む>です。
気力がないときなので、読むというよりは覚えている箇所だけほんのわずか読んでは、その景色を思い浮かべる感じです。
森本さんの本は、紀行文にちょっと難しい(私にはですが)哲学の話が入った、感想が沢山入っているものが多く、歴史好きな人には楽しい本だと思います。
歴史旅行に誘われるような不思議な感じがします。
もしかしたらこの本は、色々な文明の本質をついているのかもしれません。
今、もう一度じっくり読んでみたい本です。
ただ、今の私の気力では、序文に書いてあるイスタンブールのガラタ橋から眺める夕日の美しさを見てみたいなと想うくらいがせいいっぱいですが。
表紙も多分そうですね。
だいぶ古いたとえですし場面設定が違うでしょうが、<異邦人>という歌が流れてきそうなイメージです。
風邪ひきの時はどうもコーヒーが美味しく感じません。。
舌の状態も風邪で変わっちゃうのでしょうか。
飲むのは大抵ポカリスエットかお水くらい。
健康の有り難さをしみじみ感じています。