たぶん、40年以上前の子供の頃に、クリスマスプレゼントとかでもらった本だと思いますが、片付けをしていて久しぶりに手に取りました。
勝手にグリム童話だと思い込んでましたが、ラング世界童話全集4という、別の童話集でした。
ねずみいろの童話集―ラング世界童話全集 7 (偕成社文庫 (2050))
- 作者: ラング,川端康成,野上彰
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1977/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アマゾンの情報に写真がなかったので、この本です。(かなりぼろぼろですが)
ただ、今販売されている本は表紙や挿絵が今どきでちがうと思います。
子供の頃、童話集といえばアンデルセンとかグリム、イソップのどれかしか知りませんでした。
はずなのに、読んでいたのは「ラング童話集」‥って(苦笑)
アンドルー・ラングの集めた童話集って、ご存じでしたか?
読んでいたのに、40年以上経って気付くって、間抜け過ぎですね。。。(苦笑)
思い込み、恐るべし!
しかし、久しぶりに見てビックリな発見がありました。
昔の本に未来がのっていた!
目次を見てビックリ!
目を見張りましたよ。。。
こちらです↓
わかりますでしょうか?小さくて、見えないかな?
(ラング世界童話全集4ねずみいろの童話集:川端康成・野上彰訳より)
当時、40年以上前ですよ。
物語が伝わっている国とか地域の部分。
タイトルの下の方が……当時、そんな国はありませんでしたという地名。
ですが、良く見ると‥‥今・現在のそれぞれの国名になっています。
おぅ。。。!
と、ちょっと驚きました。
当時は、ソ連とかユーゴスラビアなどの国でしたが、その国名は載っていません。
そして、セルビア・エストニア・ロシア・リトアニア‥と、今ある国名が載っています。
なぜだか、すごいなぁと感心してしまいました。
(私だけかも。。)
童話はどれも、「むかしむかしある所に~」という言葉で始まります。
そんなむかしの話が伝わっていたその時代は、今と同じ国の分れ方をしていたのでしょうか?
今と昔が同じ??
過去に未来を垣間見る‥というのか、
未来はすでに過去にも存在している‥とか。
う~ん。。迷宮みたいですね。
そんな、このラング童話集になぜだか日本の「花咲かじいさん」が載っています。
タイトルが「うらやましがりやのとなりの人」となっています。。
そんなタイトルでしたっけ?
イメージ湧きにくいなぁ‥
さらに、サブタイトルが「花さかじじい」。。
えっ?
じじい!‥‥ですよ。。いいのかな?
ちょっと、おいおいと思ってしまいました。
更に更に、この本の訳者が2人いまして、そのうちの1人が、川端康成さんとなっています。
これって、もしかして、「伊豆の踊子」や「雪国」で有名なあの川端康成さんでしょうか?それとも同姓同名?
まさかねぇ~
でもなぁ‥‥
真相はわかりませんが、こんなに昔からある古い童話集に、驚きと珍しいものがいくつもあってビックリしました。
内容が二の次になってしまいすみませんが、目次に驚いたというお話でした。
ラング童話集は、色々な色で分けられて、多くの本が出ているようですので、気になったらお子さんなどに読んであげられると、喜ばれると思います。
- 作者: アンドルーラング,Andrew Lang,西村醇子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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- 作者: アンドリューラング,佐竹美保,Andrew Lang,川端康成,野上彰
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2008/05
- メディア: ハードカバー
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子供のころに、もっともっと童話や偉人伝を読んでおきたかったなぁと、しみじみ思いました。
時間は取り戻せないけど、今の子供たちには、「気になる本も童話も偉人伝も、沢山読んでおいてね!」と、伝えてあげたいですね。
童心に戻って読むなら、ホットミルクとかホットココアをお供に読みたいですね。
私の場合は、最近ときどき飲んでいる黒豆ココアかな。