久しぶりの読書感想です。
アメリカの大統領が変わってから、なにかと騒動が絶えないよう様に見えますね。
なんでこうなっちゃてるんだろ~?
そう思っている人は、かなりたくさんいるのではないでしょうか。
私もその一人です。
オバマ政権からの変貌が極端過ぎて、ついていけない感じです。
あのアメリカがこれでいいのだろうか?
釈然としない思いで、日々のニュースを見ています。
そんな中で、ふと思い浮かんだ本が<文明の衝突>を書いたハンチントン教授の続編<文明の衝突と21世紀の日本>という本です。
- 作者: サミュエル・P.ハンチントン,Samuel P. Huntington,鈴木主税
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/01/18
- メディア: 新書
- 購入: 14人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (57件) を見る
- 作者: サミュエル・P.ハンチントン,Samuel P. Huntington,鈴木主税
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/06/26
- メディア: 単行本
- 購入: 17人 クリック: 915回
- この商品を含むブログ (87件) を見る
過去に未来を見る!
少し前に書かれたこの本に、今のアメリカの様子が書いてあるではないですか!
ギョエ。。ビックリです。
※文明の衝突は1993年に発表された理論です。ベストセラーになってたと思います。
アメリカのみでなく、世界のパワーバランスの変容と、今とこれからの世界の様相…なっていくであろう今後の有り様が予見されています。
サミュエル・ハンチントン教授の分析のスゴさに感嘆します。
その文明の衝突の後継版で、さらに21世紀の日本の選択についての考え方も書かれている、変換期の今こそ読んでおきたい一冊です。
なぜアメリカが保護主義的になってきているのか?
冷戦後の地域紛争が増えているのはなぜか?
イスラムの過激派組織が出てくるのはなぜか?
これからの世界はどうなっていくのか?
日本の立ち位置とは?
ひとつの可能性として知っておくための、一読の価値がある本だと思います。
今はなきハンチントン教授が、ホワイトハウスで、ある政権の外交や安全保障の政策立案に携わっていたということも大きな意味を持っているのではと思います。
ハンチントン教授が今の世界を見て、これからの世界をどう分析されるのかを知ることができないのが残念ですね。
てきれば、解題として、あとがきを書かれている中西輝政教授に、今とこれからの世界観を是非とも本に書いていただきたいです。
こういう本を読む時には、コーヒーにチョコレートをつけたいです。
甘いものを食べて、ひといきつきながら読みました。
友達にいただいて、美味しい!
ボリュームがあって、幸せなバーチョコです。