星野源さんのエッセイを読んでみました。
久しぶりに行った本屋さんの、目立つ所に鎮座。。。時の人なんですね。
興味があったわけではなく、本当に何気なく手にして、ペラペラと立ち読みを。。
本屋さん、陳列が上手いですね。。
料金支払いはつづく‥と、その見出しは日常を垣間見せています。
ふむふむ。。。‥つづくシリーズになっているのね!
ちょっと、いいかも。。
とりあえず、ちょい読みを‥‥意外に引き込まれる(上から目線ですみません)、
というか日常のちょっと困った「あるある」が書いてあります。
あるあるというか、そうそう!って感じで、するする読み進められる軽さがいいです。
つい、購入してしまいました!
ははっ。。
すわってゆっくり読みたい!
読みながら、コーヒーも飲みたいな。。。
という訳で、混んでいましたが傍のカフェで<座り読み>いたしました。
そうそうの共感部分がちょこちょこ出てきて、くすくす笑えてきます。
カフェは混んでいたため、両隣ともお客さんがいました。
ひとりで本を読んでいるのに、突然笑いだしたらヘンですよね。。
笑わないように、クールに読み進めます。。
が。。笑えます!
まずい!
伏し目がちに読んでも、やっぱり笑える。。
ぷっ!とか‥
ふぁふぁふぁ。。とか‥
こらえている分、変な笑い方に。。気まずい‥‥
そんな訳で落ち着いて読み進められず、残りのコーヒーもそそくさと飲み終え、その場を去りました。
恥ずかしかった。。
そんな、そうそうがいくつも出てくるこのエッセイ、読んでいる中で、
「なるほど!そうだったのかぁ。。」
と、私にとって、ものすご~く腑に落ちる事が書いてありました。
過労で倒れた時に源さんがお母さんに言われた‥となっている言葉。
「過労?‥‥ああ。あんた、生活嫌いだからね」
「え?」
「掃除とか洗濯とかそういう毎日の地味な生活を大事にしないでしょあんた。だからそういうことになるの。」
(文春文庫「そして生活はつづく」星野源著より引用)
この言葉で源さんは、自分の見た目と中身に差が出る訳がわかり、毎日の地味な生活というものと向き合う工夫をするように。。。
<生活が嫌い>
‥‥なるほど!
私も、生活を好きか嫌いかで考えたことってありませんでした。
<毎日の地味な生活を大事にしないと‥‥>
体が悲鳴をあげるという事でしょうか。。
たしかに、私もそれに近い<しっかりしなさいよ!>と、しかられたり注意されたことはままありますが、これほど核心を突く言葉を聞いたことはなかったです。
<生活が嫌い>
心に突き刺さる言葉です。
もしかしたら、
人によっては、
<生活に興味がない>
という場合もあるかもしれませんね。
それにしても、「生活」を好き嫌いや興味の有無では中々考えないかもしれません。
その捉え方をすることで、解決できる問題はけっこうあるかもしれませんね。
ふと、そんな風に思いました。
仕事は順調だが、中々部屋が片付かない=仕事は好きだが生活は嫌い!とか
仕事には気合が入らないが家のこまごましたことには目が届く
=仕事がいまいち好きではないが家事全般は楽しい。。。とか
言いきることはできませんが、こういう風な捉え方もあるかもですね。
気がつけば、対処もできるでしょうし!
<生活が嫌い。だから。。。>という言葉で、
私は<なるほど!そうだったのか。>と、長年の胸のつかえがとれた感じがしました。
久々に、笑えて、考えさせられるエッセイでした。