窓の外はシトシトと雨が降っています。
そんな雨の日に読みたくなる本は、少しでも心の琴線に触れることばの載っている小説やエッセイです。
吉本ばななの本に出逢えた幸運
吉本ばななさんの本は小説、エッセイ合わせて何冊か持っています。
そういえばキッチンの映画も見た覚えがあります。
内容は、すっかり忘れていますが‥。
小説もエッセイも、読んでいると胸がキュっと切なくなる。。。そんな一文に必ず出会えるのは何故だろう?といつも思うほど、本の中のそこここに切なさが詰まっているんですよね。
だから、雨の日に合うのかな?
この「SLY」という本もそうです。
病気に関連する重い内容なのに、現実のような、そうでないような‥そんな不思議な表現で、物語は進んでいきます。
更にエジプトという時間軸が複雑に存在しているように感じる世界を、そんな、全部丸ごと享受しているような場所に旅をするという話は、原マスミさんのイラストがあらわすように 、不気味なような、ユーモラスなような、夢のような、異次元のような、そしていつもと同じように流れていく日常の時間が、時に残酷で、時にやさしいことを改めて思い出させてくれます。
イラストが、ほんとに、なにげに凄いインパクトです。
この小説に、妙にあっています。
でも恐ろしげです。
不気味感がすごいです。
エジプトには近づいちゃダメって気までしてきます。
でも、その存在感に救われているようにも感じます。
ただ、エジプトの写真が郷愁をあおるんですよ、これが!
いい写真!!
取材記がついているのも、すごく得した気分になりますね。
小説なのに、エッセイみたいで、物語なのか現実なのか。。。あいまいに感じられて、ばななファンには必読だと思います。
切なくて、重くて、つらくなるけど、読むことで救われるような感じ。
更に、エジプトに行ってみたくなる本です。
近づいちゃダメなのに、行きたい。。
(未だ、行ってないけどね。苦笑‥最近は、ちょっと怖くて行けないし)
そうそう、そうよね!と、
吉本ばななさんが書く、心の声の切ないまでの的確な文章表現に、胸が締め付けられながらも、その表現に救われて読み終えた感じです。
またしても、切なさがじんわり胸に残っています。
切ない。
でも、切ないけどお腹はすいたので、たっぷりアメリカン(コメダじゃなくて家でですが)を飲みながら、柚子こしょう味堅あげポテトをいただきながら、切なさに浸って読みました。
ぜんぜん、切なさが伝わらないじゃん!
って、いわれそう。苦笑
でも、お腹がすいたので、ゆるしてね。
アマゾンには、何故か柚子こしょう味がなかったので、一番好きなブラックペッパーを。これも癖になります。
カルビー 堅あげポテト ブラックペッパー 65g × 12袋
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食べすぎないようにしないとね!