好きな本と一杯のコーヒー

増えてしまった本の整理をかねて、好きな本・気になった本やものごとの感想を、コーヒーやお茶を飲みながらボチボチ書いています。

介護について考える<愛犬編>

昨年の12月半ばに愛犬のもーちゃんが天国に旅立ちました。

16年近く共に生きてくれた相棒で、我が子のような存在です。

私は親ばかすぎて、勝手に愛犬が20歳まで元気でいてくれるものと信じていました。

 

もーちゃんは若い時後ろ足に大けがを負ったり、

13歳ごろにもう片方の後ろ足のじん帯を痛めてしまったりと、

だんだん歩くことが大変になっていきました。

だいぶ若いころの愛犬もーちゃん

 

ここ2年ほどは、家族で交代しながらもーちゃんの介護をしていました。

年老いた両親には、大変な負担をかけ続けてしまい

申し訳ない思いを持ちながらの介護生活でした。

 

そんな中で感じた愛犬の介護について話してみます。

 

夜中は起きて介護のために待機

愛犬も、人と同じ家族で、きっと人にする介護と変わらなかったと思います。

 

昨年の8月ころからは自力で立つこともできていなかったので、

すべてに介護のいる状態でした。

大切な愛犬の介護。。

でも、さすがに夜眠ることが出来ない状態はきつかったです。

 

昨年の4月からは、私は毎日17時に仕事が終わるとすぐ帰り

もーちゃんにご飯をあげたり、自分も夕食をとってすぐ仮眠。

 

21時から22時ころ起きて、もーちゃんの近くにいて

朝早く起きる母に代わってもらい3時半ごろまた寝る。

そして6時半ごろ起きて支度をして会社に行く!

 

会社は車で10分くらいのだったので、

お昼休みはほぼ毎回家に戻って、もーちゃんのトイレを手伝ったり

ご飯をあげたりして、1時までに会社に戻りまた仕事をする。。。

 

そんな生活を12月半ばまで続けていました。

 

さすがに5月・6月・7月ごろは眠れないことがつらく、

きつくて泣けそうなことが何度かありました。

大好きな愛犬の介護でも、眠れないということはきついですね。

 

だんだん体のリズムが、夜起きていられる感じになり、

何とか対応できるようになりました。

それでも休みなく続く毎日に、休みたいなと思ってしまうことも。。

 

そう思う自分を戒めて、愛犬と一緒にいました。

休みたいなんて思っちゃダメ!!って

 

多分、休めるときは。。。と思うと、苦しくなりました。

 

春から夏場の夜中は、一緒に車庫にいたり、

暑い日には、沢風の吹く場所で過ごしたり、

昼間は両親たちが、愛犬が過ごしやすいように色々工夫してくれ

愛犬は一生懸命頑張って生きてくれました。

秋には、肺炎になって食べられなくなっても回復してくれ、

精一杯頑張って、無理して、私たちと一緒にいてくれたんだと思います。

 

そんな愛犬との介護生活を過ごして、いろいろと感じることがありました。

 

・介護生活は人でもペットでも同じ。

愛犬は家族ですから。

・一緒に過ごす与えられた時間。

もしかしたら、ゆっくりとさよならをするための与えられた時間なのでは思いました。

そして、たくさんのありがとうと大好きだと伝える時間なのかと。

いくら伝えても伝えきれないほどの感謝や愛情を伝えたいと思い、

そして愛犬からも、受け取っていたような時間でした。

 

きれいごとでは語りつくせないことばかりですが、

その時間が持てたことは、私にとっては救いのような気がします。

 

出来る限りの事はしたと思っても、それでも今になると申し訳なかったなと思うようなことも思い出されます。

時間がたつと、楽しかったことだけでなくいろいろなことが思い出されます。

普通に眠れる今のほうが、寂しさに包まれます。

 

介護をしているときは、終わりの見えない大変な時期です。

そして、きっと意味のある時間なのかもしれませんね。

 

今、誰かの介護をしている方に感謝せずにはいられません。

 

どうか、

 

介護している方も

介護されている方も

 

幸せでありますように!