好きな本と一杯のコーヒー

増えてしまった本の整理をかねて、好きな本・気になった本やものごとの感想を、コーヒーやお茶を飲みながらボチボチ書いています。

お金とモノから解放されるイギリスの知恵を読んで。読書感想

井形慶子さんが2001年とずいぶん前に出された

<お金とモノから解放されるイギリスの知恵>
 
という本があります。

 

 

 

お金とモノから解放されるイギリスの知恵

お金とモノから解放されるイギリスの知恵

 

 

 

 

お金とモノから解放されるイギリスの知恵
 
鉄道旅・英国編を見ていたら、そういえば…と、イギリス関連の本が沢山あったことを思い出し再読しました。
井形さんの本は何冊も買って、読み漁っていたっけ(苦笑)
 
暮らしも考え方も、スッキリとさせたくてよく読んでいたなと、懐かしい!
 
いまだ、スッキリとしてないんですけどね
(苦笑)。。。
 
改めて読むと、15年という歳月が、色々なことを教えてくれます。
 
もしかしたら、この15年くらい目まぐるしい期間は他にないかも知れませんね。
 
2001年~2017年
 
世界情勢にしても、
経済の面でも、
インターネットの普及でも、
地政学的にも、
いろいろな災害でも、
 
なんと驚くほど、多くの出来事が重なって起こっているのでしょう!
 
この本が出た頃はまだ、スマートフォンは無かったですよね。
外国でブラックベリーはあったっけ。
かっこいいなと思っていた頃かな?
アップルがまだ、マッキントッシュって言ってましたね。
スケルトンのオレンジIbookを買ったけな。
 
まだまだ、のんびりしてました。
 
とても便利になって、得たものも物凄く沢山あります。
その便利さのない世の中が想像できないくらいに、今の暮らしが当たり前になってしまっています。
 
そして、それと同じくらい、失ってしまったものも沢山ありますね。
 
この本を今読むと、その、失ったものが何なのかをふつふつと思い出させてくれるように感じます。
 
井形さんのイギリス愛と日本への批判が強く感じられる内容ではありますが、なるほどと感じる点もあります。
 
そして、皮肉なことに、今のイギリスが当時の日本のようになっている感も否めません。
 
時代も、螺旋階段のように、変化しながらも繰り返しているのかもしれませんね。
まるで流行(ファッションのトレンド)のように。。。
 
未来を知るために、歴史を学ぶ!
…という、言葉の意味がちょっとわかったような気がしました。
 
たまには、本棚の片隅の本にも、手を伸ばしてみるのもいいですね。
 
たっぷりと熱いコーヒーを用意して、ゆっくりと読みたい。
その本を手にした時からの時間も振り替えりながら。。。
 
おりしも、今日は3月11日です。
 
そのときとそれからの時間が、きっとこれからの未来に繋がることを願うばかりです。